• 本当の寵愛2
    ご正室さまに会いたいと殿様に願い出てから数日後 殿様から他言するなと言う約束の元、許可が出た。各務野様に連れられて長い廊下を歩く少し奥まった所にあるご正室さまのお居間は広く絢爛豪華な調度品に囲まれ そこから見える庭は滝が流れ季節の花が咲き乱れ この世の物とは思えないほどの美しさだった。「そんなに珍しい」声のした方に顔を向けるとあの日に見た物と同じ赤い打ち掛けを纏った女性が立っていた。初は慌てて平伏す...
  • 戦国毒饅頭ハンベエ
    戦国毒饅頭ハンベエ江茂タツキ著ちんちくりんなハンベエ(竹中半兵衛)を信長が欲しがり秀吉(まんまサル)をハンベエ宅に遣わすところから始まります。ちんちくりんで癒し系だけど腹黒く妻帯者(子あり)と言うハンベエ信長とは恋ばなする仲濃姫ももちろん出てきますが、まぁ可愛い。蛇のポチを首に巻いていて、信長の猫小姓にゃん丸(森蘭丸)にやきもちを焼いたり信長は面をつけていますが、それは濃姫のあなたの素敵なお顔は私だけのも...
  • ご機嫌ななめ
    「との」帰蝶は信長を呼んだ。信長は開け放たれた襖の外 帰蝶の居間から見える庭を睨むように見つめている。呼んでも全く振り向きもしない。子供か、と口に出そうとしたが油に水を注ぐ事は目に見えてるので言うのを帰蝶はやめた。事の発端は奇妙と湯風呂に入ったから「奇妙に見せたのか?お前の・・」そう言ったきりそっぽを向き黙ってしまった。五歳の子供と一緒に入ったからってそんなに怒る事か、あほかとも思った。 でも帰蝶にと...
  • 濃姫のひざまくら
    濃姫のひざまくら冨田源太郎著やっと手に入れました。信長と濃姫が歩んだ年月をざっと書いたと言う感じでしょうか。私がレビューなどを読み想像していたのとは違うのでちょっと拍子抜けしてますが新しい信長、濃姫像で小説自体は楽しめました。過度な想像は危険です(笑)濃姫が信長に抱いた最初の感想は『あら、良い男』です。戦の場面等も書かれますがそこはざっくりと進み信長は濃姫に外の事には関わらせる事なく大切にします。彼...
  • 本当の寵愛
    はじめて会った殿様は噂とは違う優しげな人だった。家と家を繋ぐため側室に上げられた。織田の側室なんて嫌だった。はじめて身体を合わせた時も経験のない私に優しく接してくれた。噂とは違う殿様に心底惚れていくのが自分でもわかった。側室の中で一番若い それが自慢だった。でも一番のご寵愛は側室筆頭の生駒さまにあった。奇妙丸さまをご出産後、間もなくのご懐妊ご寵愛を受けている証拠だった。家臣の中でも正室にとの声も上...